虚空

 

傾いて沈む夕陽 戸惑う祈りをかざして

 

鮮やかな虹の彼方 一滴の水を乞うように

夢に汚れて

ひとり歩いた道の 地平に

 

 あなたに会いたい みすぼらしい姿でも

 

 

目を伏せて見知らぬ人 私にください悲しみを

夢に汚れて

ひとり歩いた道の 地平に

 

 あなたに会いたい 吹き過ぎる風でも

 

抱きしめて やさしく

 

この 背を  

 

私を